2017年7月17日月曜日

京都戦引き分け。ガチムチサッカーに勝てず。カルリーニョスと陸斗の不在が響く・・・。

京都に良い戦いをされました。ヴォルティスに負けないための一つの最適解を示されました。京都戦についてのメモです。

【徳島ヴォルティススタメン】
31 長谷川 徹 4 藤原 広太朗 3 大﨑 玲央 15 井筒 陸也 11 島屋 八徳
8 岩尾 憲 23 前川 大河 26 杉本 太郎 27 馬渡 和彰 17 山﨑 凌吾
16 渡 大生
【サブ】
21 梶川 裕嗣 2 ヴァシリェヴィッチ 19 内田 裕斗 7 木村 祐志 14 濱田 武
10 大﨑 淳矢 18 佐藤 晃大

途中でフォーメーションの変更がありました。

【京都スタメン】
1 菅野 孝憲 3 高橋 祐治 4 田中 マルクス闘莉王 6 本多 勇喜 15 染谷 悠太 30 石櫃 洋祐 
8 ハ ソンミン 22 小屋松 知哉 9 ケヴィン オリス 10 エスクデロ 競飛王  13 岩崎 悠人

〈4-4-2〉のパワーフットボール。京都ガチムチすぎやろ。

〇キックオフ・・・フォーメーションが違う!
まず徳島のフォーメーション。いつもの〈4-4-2〉のダイヤモンドではなく、3バックでした。〈3-5-2〉で、アンカー岩尾のような並びだったと思います。京都がケビンオリスと闘莉王のツインタワーを中心に攻めてくることは明らかだったので、相手2トップに対して二人+アンカーとし、さらには中盤を5人とすることでセカンドボールを拾う・・・という作戦でしょうか?

〇京都の攻め
京都の作戦がハマります。京都は基本的に闘莉王かケビンオリスに当てて、セカンドボールを中盤がもぎ取ります。徳島の選手も出し所を潰しにかかるんですが、GKの菅野のキックが上手く、簡単に2トップに当てられます。あと、京都のラインが非常に高く、コンパクトであった印象を受けました。コンパクトに保てているため、2トップに当てた後も拾えるし、長谷川のゴールキックのセカンドボールも拾われていました。
拾った後は、基本的には岩崎や小屋松のサイド攻撃でした。このサイド攻撃が厄介でした。こちらのWBが押し込まれてしまい、実質5バックの状態が長く、中盤を相手に支配されてしまいました。

〇24分頃
右サイドのフリーキックを馬渡が蹴っています。フォーメーションが変わりましたね。徳島は〈4-4-2〉のダイヤモンドに戻しました。なんとか攻めの形はできてきたかな?しかし・・・ほとんど見せ場なしでした。

〇後半戦!
メンバーチェンジなしでした。徳島らしく、FWがラインの間に入って、前を向いた杉本や前川からのパスを受け、一気に前に進んでいきます。

〇先制点!!
50分ごろから、徳島は明らかにギアを上げて攻めていました。そして60分頃、待望の先制点を得ました。
まず、パスをつないで布陣を整えながら、全体を高く上げていきます。そして、ラインの間に入った杉本に大崎怜央からの縦パス(徳島の最強パターン)。この時間帯は京都の出足が前半ほど速くなく、詰められません。ハソンミン対島屋、杉本と前川の1対3状態。パス交換の間に京都DFは完全に中央に集まりました。外に残っていた杉本が完全にフリーに最後に杉本がズドン!美しい・・・

〇先制点の代償
後半戦序盤、徳島は明らかにギアを上げて攻めていました。これによって、メンバーが一段階疲弊したように見えました。疲弊した〈4-4-2〉のダイヤモンドに対して、スピードとパワーを生かしたサイド攻撃の相性は最悪です。

〇70分頃
相手CBから、シンプルにアンカー岩尾の脇にいる石櫃にパスが通ります。この場合、放置してしまうと京都のSB+SH対井筒くんの数的不利になってしまいます。徳島は中盤のラインが三人なので、前川がスライドしないといけません。しかし、前川は明らかに疲弊しており、深く侵入されました。これによって井筒くん対サイド二人の数的不利に。ここで、前川が疲れ切っててラインに戻れていない!
前川が本来いるべきスペースにエスクデロが侵入し、クロスに合わせてシュート!長谷川がなんとか止めてくれました。危なかった・・・。

〇闘莉王のダイビングヘッドで追いつかれる
交代直前直後は気が緩みやすいという。交代した木村が入るところからサイド攻撃で一気に奥深くまで侵入され、中は3対3に。ここで岩尾が完全にボールウォッチャーになり、闘莉王がフリーに。
やられました。

〇最後まで交代なし
正直、完全に徳島のメンバーは体が重いです。しかし、最後まで残りのメンバー交代はありませんでした。カルリーニョスがいれば入っていたでしょうが・・・。最後までスコア動かず引き分けに終わりました。

今回、岩尾が精彩を欠いていたように思います。さすがに、夏場に中盤のアンカーは負担が大きすぎるのでしょうか。たらればになってしまいますが、カルリーニョスと陸斗がいれば3バックでも十分戦えていたでしょうし、岩尾の負担も軽減できていたでしょう。後半、相手が疲弊してきたタイミングで島屋を導入し、一気に攻めれていたかもしれません。彼らがいないと戦術の幅が狭くなりますね。復帰が待ち遠しいです。
いよいよ福岡・湘南との連戦。リカルド監督のベンチワークが鍵を握ることは間違いありません。


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